全国教育書道展で入賞しました!

8月4日~10日、名古屋市博物館において開催された「第50回全国教育書道展」(主催:(公財)晴嵐館・中京大学)において、3年生の田口琴羽さんが「岐阜県教育委員会賞」を頂きました。この書道展は、小学生から高校生までが参加する歴史ある展覧会で、今年は五千点を超える作品が集まりました。この展覧会は、内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞や衆議院議長賞・参議院議長賞などの大きな賞もあります。田口さんは、放課後他の部員とともに書道室で練習を重ね、精魂込めた作品を応募しました。高評価が頂けたことは自信になりました。

・岐阜県教育委員会賞  田口琴羽(3年)
・秀作賞        西野莉子(3年)
・佳作賞        頭巾絢音(2年) 柴田愛梨(2年) 田中桃花(2年)

田口琴羽さんの作品

生徒国際イノベーションフォーラムに参加しました。

8月11日(火)・12(水),生徒国際イノベーションフォーラム(ISIF)のメインイベントであるライブトークが開催されました。これは,OECD(経済協力開発機構)協力のもとに生まれた産学コンソーシアムである,日本イノベーション教育ネットワーク(ISN:代表 東京大学公共政策大学院教授 鈴木 寛 氏、共同代表 福島大学学長 三浦浩喜 氏)が主催する国際フォーラムです。瀬戸高校は昨年度の埼玉大会にも参加しています。今年は京都で開催される予定でしたが,コロナ禍のためオンラインでの開催となりました。本校からは3年生7名・2年生4名の計11名が参加しました。世界各国からも高校生年代の若者が多く参加し,約300名の大きなミーティングとなりました。 総合司会を本校3年生の中島遥さんが務め,英語で各国の参加者に会議の流れなどを案内しました。参加者は,自分の学校の紹介や探究の取組などを紹介し,現在の教育や学校の課題,そして未来の教育や学校について語り合うなどのディスカッションを行いました。ブレイクアウトセッションでは,英語のみのセッションもありましたが,頑張って自らの取組や思いを語っていました。
 2日間にわたっての長時間の会議でしたが、みんなの顔には充実感があふれていました。

※公式HP
・生徒国際イノベーションフォーラム(ISIF)  https://forum2020.innovativeschools.jp/jp/
・日本イノベーション教育ネットワーク(ISN)  
https://innovativeschools.jp/
(瀬戸高校がTOPページに載っています!)

ベネッセSTEAMフェスタ2020・夏で発表しました!

8月8日(土)短い夏休みの初日に,昨年までの「新しい学びフェスタ」から生まれ変わった このイベントで,3年生6名(うち1名はビデオ発表)が探究学習の取組をオンラインで発表しました。緊張しながらも堂々と「D☆ラボ」での探究学習の成果をプレゼンテーションしました。各グループに別れての発表の後,全国の発表者の中から投票で選ばれた3名が全体会で発表することになりました。その3名の中に,大岩有菜さんの「デニタン~ポーチとターバンと傷ついた私~」が選ばれました。大岩さんは,セネガルの布との出会いをきっかけに色々な人との関わりの中で,学びを深め,自分が変容し成長している過程を堂々と発表しました。まとめの「空気を読むことから自由になれた。空気を読んでいたらイノベーションは起こせません。私は公平・公正な社会を作りたい。」が印象的でした

  追記 校長先生もオブザーバーで参加していました。

発表者
【ソーシャルイノベーション部門】
 ・大岩有菜   「デニタン ~ポーチとターバンと傷ついた私~」
 ・中島 遥    「MAKE CONTACT! ひまわりの種」

【アカデミック部門】  
 ・山本拳士   「#学校に理学療法士置いてみた」
 ・中山暢介   「砂川の防災対策 ~雨量データから考える~」

【これからの学校部門】
 ・秋山稀平   「個性を活かす教育 ~新しい教育とHDF授業法~」
 ・真壁奈々葉   「No Distance 真壁先生、壁を越える」

1学期終業式を行いました。

 8月7日、瀬戸高校では長かった1学期の終業式を,7限に全クラスオンラインで行いました。

 式の冒頭で,本校弓道部3年生の代替大会団体戦4位入賞,個人戦6位入賞の活躍を表彰しました。最後の夏,本当に素晴らしい活躍でした。お疲れさまでした。

入賞おめでとうございます。

 その後,式辞の中で校長・乙部憲彦は,生徒に向けて次のように語りました。

 長かった1学期,大変お疲れさまでした。 先日のセトフェスは素晴らしかった。ゲストの有識者からも,地域の方からも大いにお褒めの言葉をいただいた。1,2年生はこれからも,3年生は自分の進路に向けて,今までの研究を活かしつつ頑張ってほしい。

 さらに昨今のコロナウィルスの感染拡大について,先日全校生徒にGoogleフォームで流したアンケート結果のグラフや,メディアの映像を投影しながら,次のように語りました。

 昨今の コロナ禍のなかで,どうウィルスと共生していくかが今後の課題。人類には春から積み重ねた知見がある。マスク装着・非装着での飛沫の飛散距離は大きく違う。きちんと装着して予防することが大切。 また,万一感染が起こったときに,その被害者を誹謗中傷など絶対にしてはならない。しっかりとした人権意識を持ってもらいたい。

 そして最後に,「2学期の始業式もオンラインで行うので,元気に会いましょう。」と締め括りました。

 その後本校生徒課長・高取が,短い夏休み中の生活上の注意点 を挙げながら,自分の具体的な行動を改めて見つめ直そう,休み明けの瀬戸高祭の準備を頑張れるよう,規則正しい生活を送ろう,という話をして,式を終了しました。

 生徒は一言一言に頷き,メモを取りながら,集中して聞いていました。

オンライン終業式の様子

 今学期は長く苦しい,特別な1学期でした。そのような状況の中でも,瀬戸高校の教育活動に深い御理解と御協力を賜りました保護者の皆様,地域の皆様に、厚く御礼申し上げます。これからもコロナ禍に負けず,生徒たちの学びを止めないよう,学校を挙げて努力を重ねて参ります。今後とも瀬戸高校をよろしくお願い申し上げます。

真夏のセト☆フェス

8月5日,瀬戸高校では令和2年度の総合的な学習・探究の時間の成果発表として,真夏のセト☆フェス「自走! withコロナ」を開催しました。コロナウィルスの感染拡大に伴い,今回はオンライン方式も併用して行いました。時程は下記のとおりです。

  • 13:00~13:20 開会行事
  • 13:30~14:20 第1部 発表会
  • 14:30~15:30 第2部 発表会・講演会
  • 15:30~16:00 閉会行事(担当者リフレクション)

開会行事では,県教育庁より籾井正伸指導主事に御挨拶をいただき,本校指導教諭・キャリアコンシェルジュ・指導教諭の絹田が「『探究を考える』工夫と課題」,と題して本活動の目的や概要,展望等について説明し,会のご案内をさせていただきました。

第1部の発表会では,1年生が出身中学校別のチームに分かれて,各ホームルーム教室で地域の課題について調べたことをプレゼンしました。御覧くださった地域の方々は感激され,生徒たちが使った資料やシンキングツールを実際に見たい,あるいは持ち帰りたい,という,大変嬉しい御感想をいただきました。

発表の様子①
発表の様子②

第2部の発表会では,3年生の女子生徒が,「ポーチとヘアバンドと傷ついた私」,男子生徒が「データから感じた『楽しさ』」というタイトルで代表セッション発表を行いました。岡山大学グローバルディスカバリー准教授・山本由美子氏,同大学院教育学研究科・特任教授・赤木恭吾氏より,今後の糧となるコメントをいただき,また地域の方々から「1年生から3年生への変容が素晴らしい」とお褒めの言葉をいただきました。

閉会行事における担当者リフレクションでは,文部科学省科学技術・学術総括官の合田哲雄氏より,

「時代の歯車を回すのは,筋の通った変わり者」

と題して御講演をいただき,その中で次のようなアドバイスをいただきました。

「今の時代は予測不可能であると言われている。高校生のみなさんに,将来こうなる,と示すことはできない。ただ,方向性は見えていて,AIがどんどん発達していくだろう。しかしAIは,文章を理解して,文脈を汲み取って行動することはできない。だからこそ,私たちは理解する力をつけ,コミュニケーションを取ることを学んでおかなければならない。3年生は自分の意見をしっかりと述べることができていた。少し変わっている,と言われても,やり続けることが必要。」

3年生2人には,貴重なアドバイスとなったことは間違いありません。今後の活躍に期待をしています。

講演の様子

当日本校まで足を運んでくださいました皆様,またオンラインで御参加くださいました皆様をはじめ,お世話になった地域の皆様に,この場を借りて厚く御礼申し上げます。今後とも瀬戸高校をよろしくお願い申し上げますとともに,本校の教育活動に一層の御理解と御協力を賜りますよう,重ねてお願い申し上げます。