バドミントン部 新人大会が終わりました!

 2月1日(土),2日(日)に新人大会が行われました。これは,主に2年生が出場するA級と,1年生のみ出場できるB級に分かれて行われるダブルス大会です。試合の結果,A級女子ダブルスで,立石・三船組(ともに瀬戸中学校出身)と宮本(同桜ヶ丘中)・行吉(同備前中)組がベスト32、B級女子ダブルスでは柴田・横山組(同邑久中)がベスト16に入りました。A級ではベスト16を目指していたので,目標に届かず,悔しい結果となりました。B級ダブルスでは、ファイナルゲーム20-22と惜敗しましたが,先にマッチポイントを取っていただけに悔しい結果となりました。B級男子は,1,2回戦で負けた相手が,ともにベスト8に勝ち上がるなど,対戦的にやや不運な面もありましたが,トーナメントは1回きりの勝負なので,言い訳にはできません。ここというところでの勝負強さが課題に残りました。 
 ただ,毎年のことですが,11月の秋季大会以降,部としては,6月の県総体,特に学校対抗での活躍を目指して練習しているので,目先の結果に一喜一憂せず,前を向いて練習してゆきたいと思います。今後とも,引き続きご声援を宜しくお願いします。

 

男子副主将
「今回の大会は反省の多い試合となった。試合になったらミスを連発してしまうので,練習や練習試合を試合だと思って戦いたい。」

1年女子
「目標だったベスト16は達成できたけど,ベスト8まで行けたと思うので,すごく悔しかった。全部の試合で自分の弱点が目立って,ペアに本当に迷惑をかけたと思う。これからの練習でもっと弱点を減らしていって,先輩方のような攻める試合ができるようにしたい。」

主権者教育

2月14日(金)6.7限目に本校1年生を対象に主権者教育を行いました。                

テーマは昨年と同じ「請願を通した政治参加」です。  

「請願権」についてはすでに地歴科目「現代社会」で学んでいましたが、今回より深く学習しました。主権者意識を高めるために、自分たちに最も身近な権利であることをまず知るところから入りました。請願は人類に普遍的な行為であることをその歴史から知り、それは憲法にも明記されていることを学習しました。  

この時間では、本校地歴科教諭の則武の講義を聴き、その後請願書を完成させる班別学習をおこないました。ほぼ実際に使用されている書式を使い、班ごとに意見交換しながら請願書をまとめていきました。実際にどういった形で要望を書くのか、またどういった手続きが必要なのかなども助言されながら真剣にまとめていました。

請願書を書くといっても生徒にとっては簡単ではありません。まず、請願内容を絞り込むこと、その過程から地域の請願としての妥当性を判断すること、またそれに対する具体的な解決策を考えることに時間が割かれました。次に実際に文字におこす過程で説得力あることばや論法の必要性など今まであまり考えたことのない未知の問題に直面し、右往左往する場面もありました。

半年にわたって取り組んだ地域の魅力と課題を見つける取り組み(セト☆ラボ)の延長で行われたこともあり、地域の担い手としての自覚を芽生えさせる効果があったと感じられました。 以下、「振り返りシート」と「請願書」について生徒が書いたものを掲載いたします

 〇「振り返りシート」から

・昔も今も請願するやり方が暴動やデモなどの直接行動だけではなく、この権利は民意を伝える最も身近な手段でもあることが分かった。  

・請願権の現状について知ることができた。請願をしても受け入れてくれないケースもあるとはじめて知った。  

・地域の問題点はすぐに見つけることができたが、その解決策などはすぐには考えることができなかった。これからは解決策もすぐに見付けるよう関心を持って自分が住んでいる地域に関心を持ち考え続けていけるようにしたい。

・「電車の本数を増やしてほしい」というテーマであったが、それはたくさんの人たちがかかわる問題なので、地域だけでは解決できないなと思った。そのため、このテーマは請願書のテーマとして適切では無いとも思った。

・このような活動を通して、もっと地域の課題に対する様々な視点を育てたい。

・請願してどのくらいそれがかなうものなのか、また、かなえてくれるための基準などを教えてほしい。

・地域が抱える問題でもなかなか実行してくれないことも数多くある。みんな心の中で思っているだけで声を上げていかないといけないと思うのでまずは声を上げることからはじめたいと感じました。  

・本当に改善したい問題ができたときには、今回の経験を生かして請願書を書いてみようと思う。  

〇請願書から  

・「私たちの町の休耕田の有効利用」:自分たちの土地には休耕田が多いのでそれを利用価値のある土地に変えてはどうか。

・「街灯の数を増やす」:自分たちの町には歩道や道路で街灯が少ないところに街灯を多く設置してほしい。通学の際に暗くてあたりが見えず危険であり、不審者情報が多いので心配。

・「スポーツ公園の無償化」:現在い使用するのに料金がかかるのですが、誰もが気軽に利用できる公園にするために無償化を求めます。子どもが気軽に遊べる広々とした場所が現在減ってきています。その中、敷地の広いスポーツ公園が無償化になることによってたくさんの人が利用できる場になると思います。

・「バスの本数を増やす」:私たちが住んでいるところは、過疎地域で高齢者が多いにもかかわらず、高齢者は車の免許の返納をしたのに、バスの本数が少ないのは不便に思います。よって、○○市でバスの本数を増やすことを請願します。

 ・「公衆電話の数を増やす」:公衆電話の数が少なくなっており、災害時に便利なので数を増やす事をお願いいたします。理由としては、災害時に便利なことや携帯の充電がなくてもコイン一枚でできるためです。

セト☆フェス

2月12日(水)本校にて、「セト☆フェス」が開催されました。

1年生と2年生が「総合的な学習の時間」でそれぞれ取り組んできた「S☆ラボ」の成果を発表する場として、実施されました。 テーマであるエージェンシー(自ら考え行動し、責任を持って社会変革を実現する力)のもとに、1年生はポスターセッションを、2年生はさらにSDGs(国連が定めた,持続可能な発展を実現させるための目標)に沿うものを中心にKP法によるセッションを行いました。 体育館では、2年生代表グループによるセッション発表と、岡山大学からお越しいただいた西田陽介先生、岡山トヨタ自動車HD準備室教育・グループプロモーション事業チーム総合企画部から伊藤佐知子氏、両備ホールディングス代表取締役社長 松田敏之氏、GiFT代表 辰野まどか氏によるご講演、環太平洋大学次世代教育学部国際教育学科長 小川正人氏、ROCKWELLアフリカジーンズプロジェクト代表 祇園涼介氏、そして特別ゲストとして赤磐市長 友實武則氏などによるセト☆トークが行われました。地域のことから考え始め、日本・世界に視野を広げ、そこから自身の学び(進路)へと繋がっていくこの活動。 生徒にとって、非常に貴重な体験・学びの場になったに違いないと考えています。

以下に、当日の様子の写真をご紹介します。

第1部 発表会・好評

両備ホールディングス代表取締役社長
 松田敏之氏による講評

松田敏之氏から本校生徒へ3つのメッセージが送られました。1.夢を持つ(夢を口にする) 2.諦めない 3.口から出すものは綺麗なものだけにする 

第2部 セト☆トーク

辰野まどか氏からは「自分たちの未来を描くことは未来の地球へのギフト、そして自分へのギフト」というメッセージをいただきました。

セト☆トークの様子

最後に友實武則赤磐市長から、ご自身が瀬戸高校卒業生であることと高校生当時の様子。現在の職業に就くまでの経緯やターニングポイントとなった点、いかにチャンスをつかむかなど後輩への熱いメッセージをいただきました。

<生徒の感想>

・大きな問題も小さなところから解決していけばいいということが分かった。

・何事も課題を見つけて取り組むことが大切だと思った。

・興味深い話を聞くことができてとても有意義な時間になった。

・友實市長が瀬戸高の先輩だとは知っていたが、当時の様子を聞いてさらに親しみを感じた。

・先輩からの熱い応援メッセージをいただいて自分も「やってやろう」という気持ちになった。