1年生 情報Ⅰ 青井先生の授業です。
「問題解決」についての実習で、テーマは「コロナ禍での修学旅行プランの作成」。
1人1台の端末を使い、Jamboard(ホワイトボードアプリ)上で互いの考えを出しながら、グループごとに提案に向けて議論を深めていく活動。本時はその2回目(下記②~③)。
<活動>
①問題の発見…ボード上に、理想・現実の両面から洗い出していった「付箋」が並び、班員の協働によりどんどん視点が広がっていく。
②問題の分析…現実を踏まえて、理想の旅行を実現するために何が問題か?どの希望を優先するのか?などを考え、①の内容を整理・統合していく。
③解決策の提案…実際の修学旅行プランについて相談し、根拠や狙いなどを含めた提案を行う。
先生は、活動の流れや留意点、時間設定などを要領よく伝えた後、グループでの話し合いを促す。
発表イメージを持たせるために「例えば、私の作ったプランは・・・」と例示も加えた。
教室内のグループを巡回しながら問いかけや助言を絶やさない。
「(話し合いは)どんな感じかな?」 「さっきの話はどうなった?」
「何かもっと理想が出てこない?」 「優先したいことはどれなの?」
など、停滞しそうな話し合いには刺激を与える。
話し合いが進んでいくと、より議論を深めさせたり、発表を意識させたりする助言を続ける。
「この部分、例えばどんなふうに?」 「それいいね!そこから発展させていったら?」
「そうしたい・・なら、どうやって実現する?」 「(伝えるための)5W IHが入ってる?」
生徒は端末に向かうばかりでなく、グループ内で活発に意見交換をし、発表準備を進めていく。
「あと○分だから、そろそろ△△できてる?」 「○分後に発表できるように、準備大丈夫?」
45分間で、指示・例示から協働活動、発表、振り返りまで行う時間管理、これがかなり重要。
発表前には、コンピュータ室設置のデスクトップ画面に「評価表」を映し出し、身につけさせたい発表スキルを示す。各グループ代表者が自分のChromebookからキャストして教室前方で30秒程度ずつのプレゼンテーションを行った。どのグループからも、分析に基づいた面白い提案がなされる。
発表の一部 「私たちは○○をしたいという理由から、□□を提案します…」
「生徒の日頃の行いによって自由時間の扱いが変わり、先生がついてこない班も…」
「コロナでも楽しめるための貸し切り状態プランを…」
「無人島なら…」 「手ぶらで手軽に行き帰りできる…」 「キャンプで…」
発表が終わるごとに、先生は「評価表」に○を付けて発表者に渡し、グループ内で共有するよう指示。
全グループの発表が終わり、Classroomに配信されたGoogleFormsから、各自で振り返りを入力て本時の活動を締めくくった。