6月は授業公開週間です(その2)

1年生 情報Ⅰ 青井先生の授業です。

「問題解決」についての実習で、テーマは「コロナ禍での修学旅行プランの作成」。

1人1台の端末を使い、Jamboard(ホワイトボードアプリ)上で互いの考えを出しながら、グループごとに提案に向けて議論を深めていく活動。本時はその2回目(下記②~③)。

<活動>

①問題の発見…ボード上に、理想・現実の両面から洗い出していった「付箋」が並び、班員の協働によりどんどん視点が広がっていく。

②問題の分析…現実を踏まえて、理想の旅行を実現するために何が問題か?どの希望を優先するのか?などを考え、①の内容を整理・統合していく。

③解決策の提案…実際の修学旅行プランについて相談し、根拠や狙いなどを含めた提案を行う。

先生は、活動の流れや留意点、時間設定などを要領よく伝えた後、グループでの話し合いを促す。

発表イメージを持たせるために「例えば、私の作ったプランは・・・」と例示も加えた。

C:\Users\062959\Desktop\143___06\143___06\IMG_4098.JPG
C:\Users\062959\Desktop\143___06\143___06\IMG_4099.JPG

教室内のグループを巡回しながら問いかけや助言を絶やさない。

「(話し合いは)どんな感じかな?」 「さっきの話はどうなった?」

「何かもっと理想が出てこない?」 「優先したいことはどれなの?」

など、停滞しそうな話し合いには刺激を与える。

話し合いが進んでいくと、より議論を深めさせたり、発表を意識させたりする助言を続ける。

「この部分、例えばどんなふうに?」 「それいいね!そこから発展させていったら?」

「そうしたい・・なら、どうやって実現する?」 「(伝えるための)5W IHが入ってる?」

生徒は端末に向かうばかりでなく、グループ内で活発に意見交換をし、発表準備を進めていく。

C:\Users\062959\Desktop\143___06\143___06\IMG_4101.JPG
C:\Users\062959\Desktop\143___06\143___06\IMG_4103.JPG

  「あと○分だから、そろそろ△△できてる?」 「○分後に発表できるように、準備大丈夫?」

45分間で、指示・例示から協働活動、発表、振り返りまで行う時間管理、これがかなり重要。

発表前には、コンピュータ室設置のデスクトップ画面に「評価表」を映し出し、身につけさせたい発表スキルを示す。各グループ代表者が自分のChromebookからキャストして教室前方で30秒程度ずつのプレゼンテーションを行った。どのグループからも、分析に基づいた面白い提案がなされる。

発表の一部 「私たちは○○をしたいという理由から、□□を提案します…」

      「生徒の日頃の行いによって自由時間の扱いが変わり、先生がついてこない班も…」

      「コロナでも楽しめるための貸し切り状態プランを…」

      「無人島なら…」 「手ぶらで手軽に行き帰りできる…」 「キャンプで…」

発表が終わるごとに、先生は「評価表」に○を付けて発表者に渡し、グループ内で共有するよう指示。

C:\Users\062959\Desktop\143___06\143___06\IMG_4104.JPG
C:\Users\062959\Desktop\143___06\143___06\IMG_4106.JPG

全グループの発表が終わり、Classroomに配信されたGoogleFormsから、各自で振り返りを入力て本時の活動を締めくくった。