8月5日(水)に予定されている「真夏のセト☆フェス」。これは1年生の総合的な探究の時間のイベントで、6月に市役所や町役場、地域センター等の行政担当の方々から聞き取った地域の課題に対して、各出身地域のグループで考えた課題解決のための提案を行う発表会です。例年ならば地域の方をお招きして行うのが通例ですが、今年はオンラインで行う予定になっています。
現在は、本番に向けて、各グループが発表原稿の作成を行っているところです。みんなで協力して考えていくことで、地域の課題を自分達の視点で主体的に考えることができるようになっていきます。
どんな発表になるか楽しみですね!
「キャリア教育」カテゴリーアーカイブ
東京大学と連携した研究授業を行いました
7月15日(水) 1年生の数学と2年生の国語(現代文)において、今年度初めての公開授業を行いました。瀬戸高では昨年度から、東京大学CoREF(※)と連携した「新しい学びプロジェクト」という全国的な研究組織に加盟しています。これは、東京大学で研究されている「知識構成型ジグソー法」という授業法による協調学習の実践を研究するプロジェクトです。新学習指導要領の軸となる「主体的・対話的で深い学び」につながる取組で、今年度は地域の中学校や岡山県の高校にも輪を広げるため、授業を公開しました。
2時間目の数学では、2次関数を題材に、大きな問いを3つの要素に分けてそれぞれをエキスパートチームで考え、その結果を各グループに持ち帰り統合して大きな問いの解決にあたるという、まさにジグソーパズルを組み立てていくような授業展開でした。仲間と気づきを共有しながら解決に向かうこの学習は、主体的・対話的で深い学びにつながっていくものでした。
3・4時間目は現代文の授業でした。「プレゼンテーションをつくる」ことを目標として、思考ツールを使いながら、エキスパートセッションでの議論から各グループでの共有と整理、そしてプレゼンへの表現、と流れていく展開でした。生徒も試行錯誤を繰り返しながら、自分の思考を整理し、言葉にしていく過程が、「思考力・判断力・表現力」をしっかりと養う学びにつながっていました。
当日の授業は、新しい試みとして、オンラインでも参観できました。定点カメラと移動カメラの2台を使って中継し、臨場感が伝わったと好評でした。
※東京大学大学総合教育センター・大学発教育支援コンソーシアム推進機構
(Consortium for Renovating Education of the Future)

熊本の水害に支援物資を送りました
7月10日、赤磐市が行った、熊本の水害に対する緊急支援に瀬戸高も協力しました。PTAの協力で、備蓄しているミネラルウォーターのうち21箱分(500ml×504本)を赤磐市の緊急支援チームに託しました。当日の出発式では、乙部校長が友實市長に、瀬戸高が備前市の鷹取醤油と連携して開発した防災あめを手渡すセレモニーもありました。西日本豪雨の時には本校の生徒や教職員も被害を受けました。少しでも役に立てば幸いですね。


オンラインフィールドワーク 「芸術」「国のボーダーを越えて」「興味あるものに自信を持って自分の意見を出して」
今日はルツィア・バレエ・ダンス教室代表、吉田ルツィア先生に講師として御登場いただきました。
今日のテーマは「with コロナ 芸術 ダンサーの夢」です。
ダンサーとして活躍しながら、バレエ教室を開くに至った経緯や、苦労したことをお話しくださいました。また、教室に通う子供たちと接するうえで大切にしていること等、様々なお話を伺うことができ、とても印象深い講義でした。
スロバキア出身のルツィア先生は、日本人は思いやりがあり、それはとても素敵なことだとおっしゃいます。しかし、相手のことを考えすぎると自分が消えてしまう。人に対する思いやりと自分に対する、または自分の作品(意見)に対する自信とのバランスをとっていくことが大切だとおっしゃいました。
最後に瀬戸高生へのメッセージを寄せてくださいました。
「自分がやっていること、興味のあることに向かって進んでください。人に対するリスペクト(敬意)を持ちながら、自分の意見も述べ、コミュニケーションをとってください。きれいなものを見て、きれいな音楽を聴いて、きれいな心をもって目指す目標に向かって進んでください」
参加した生徒たち、先生たちもルツィア先生の温かい人柄に触れることができ、大感激でした。

キャリコンの部屋(職員室のキャリアコンシェルジュの前にはイスがあります)
分散登校日,生徒が休業の際の学びを伝えたい,聞いてほしいという思いで行列?しています。キャリアコンシェルジュの絹田指導教諭は,「うんうん」「それで?」「それ,ほんと?」「次は,どう動くの?」と生徒の声にじっと耳を傾けています。特に先生からは、ああしなさい,こうしなさいとか,長い解説もありません。それでいいのでしょうか?「そういう相槌で十分です。学びを伝えながら彼らは,オリジナルな問いへと具体的に言語化していくのです。そして,私との対話で深掘りしていくきっかけやヒントを見つけていくのです。私は,ふうん,なぜ?とじっと聞く係です。私と彼らの関係はフラットですよ」とキャリコン。
