防災訓練を行いました。

10月5日(金),休憩時間中の地震発生による校内施設からの出火,行方不明者の発生を想定して,防災訓練が実施されました。生徒たちは机の下に潜り身の安全を確保したのち,体育館に避難しました。その後,講師のNPO法人まちづくり推進機機構・中村開三様から,避難状況の講評をいただき,防災の心得について「防災クイズ」というアクティビティーを通じて家庭や学校,通学路上に潜む意外な危険について教えていただき,多くの気づきを得ることができました。

いつ何時襲ってくるかしれない災害に対して,防災意識の啓発と避難訓練の実施,そして日ごろからの注意力がいかに大切かを体験できた,有意義な時間となりました。

 

地震発生の訓練放送直後の様子:身を守る生徒たち!

 

防災クイズの様子:答えはどっち?

平成30年度 総合的な学習の時間で「秋のセト☆トーク」を開催しました。

本校は,今年度の学校経営目標に「生徒につけたい6つの力(受けとる力・伝える力・つながる力・考える力・見つける力・より良くなろうとする力)」を設定し「総合的な学習の時間~ひたぶるタイム~」を核に「未来をよりよくするために探究する」をテーマにした学びを企画・実践しています。

先日10月2日(火)文部科学省の木村直人氏をファシリテーターにお迎えし,「秋のセト☆トーク」と題して,「未来をよりよくするために地域の課題を知る」というテーマにした1年生の取組「セト☆ラボ」【地域の方を囲む会】と「2030を見通した地域の課題について,SDGsから何を考えるか。提案できるか。」というテーマにした2年生の取組「S☆ラボ」【中間発表会】を実施しました。

1年生【地域の方を囲む会】では,地元赤磐市および地元企業の方々から,普段の取組や,地域の課題について,大変丁寧かつ分かりやすく語っていただき,生徒たちは真剣に耳を傾けていました。「みなさんの若い力が必要です!」というお言葉には,生徒たちも大いに刺激を受け,質疑応答でも盛んに質問をし,地域の課題を「自分のこと」として捉えようとする姿勢がうかがえました。

2年生は,1年次に発表した内容を,再度ポスターセッション形式で発表しました。次に,現在「総合的な学習の時間 S☆ラボ」で取り組んでいるSDGsの観点から社会の諸問題について研究しているテーマの【中間発表会】を,同様にポスターセッション形式で行いました。1年生もそれぞれのポスターセッション会場を回り,来年の自分たちの発表に備えて,真剣に先輩たちの発表を聞き,盛んに質問していました。

そして,2年生の代表チームのセッションでは,環太平洋大学 次世代教育学部国際教育学科学科長小川正人氏,日本オリーブ取締役吉田靖弘氏,岡山大学地域総合研究センター実践型教育プランナー吉川幸氏にご登壇いただきました。代表チームは,赤磐の桃の皮の廃棄ロスを課題としてとらえた「お肌ピチピーチ」というハンドクリームの提案をし,「SDGs12番」のゴールを目指していくという趣旨の発表をしました。セッションでは提案の矛盾や開発のアイデアについて先生方と熱く語りました。

また,岡山大学副理事青尾謙氏,岡山県教育庁日比謙一郎教育次長にもお越しいただき,リフレクションしていただきました。定金龍輔指導主事,赤磐市役所・企業・大学・県内外の公立私立高校・中学校から50名を超える講師の先生・見学の先生をお迎えして大変にぎやかで学びの深い発表会になりました。

このたびの発表会に御来校いただいた皆様をはじめ,地域の皆様へ,厚く御礼申し上げます。

なお,平成30年10月10日(水)には,日本テラデータ株式会社 金井啓一氏(コーポレート・エバンジェリスト/エグゼクティブ・コンサルタント)をお迎えしてのワークアップや御講演「データからSDGsを考える」を予定しています。

 

1年生【地域の方を囲む会】の様子

 

2年生【中間発表会】ポスターセッションの様子

 

2年生「代表チームのセッション」の様子

 

リフレクションの様子

【生徒の感想】

(1年生)

1学期に引き続いて,自分たちの生活している地域の諸課題を改めて見直すことができた。来年は自分たちの番なので,今よりももっと深く地域との関わりを見つめ直し,よい発表ができるようにしたい。

(2年生)

1年生のよい手本になれるように,濃い内容を分かりやすく伝えることに気を付けて発表することができた。また,自分たちが1年生の頃のポスターの良い点,良くない点が再認識できた。

中間発表会を通じで,視点が変わった気がする。発表後のセッションで来賓の方や1年生と意見を交わしたことを,今後の活動に生かしていきたい。文部科学省・木村直人課長の仰っていた「常識にとらわれない」を念頭に置き,今後さらに学びを深めていきたい。

(2年生の代表チーム)

私たちは商品開発を発表したが,発表までの時間がなくて大変でした。しかし,メンバーのみんなが頼もしくてとても楽しい活動でした。発表してみてたくさんの課題が見つかりましたが,このメンバーたちとだったらできる気がします。また,次の私たちの発表を期待してください。