2年生S☆ラボ(総合的な探究の時間)思案中です。

火曜日7限の2年生の総合的な探究の時間です。各チームで活動を進めています。教室で相談をしたり,PC教室で調べたり,電話でフィールドワークのアポを取ったりと,それぞれ頑張っています。先生たちも相談に乗ったりアドバイスしたりと伴走しています。12月の発表会「クリスマスのセト☆フェス」に向けて、どんな取組になっていくか楽しみですね。

2学期始業式を行いました。

 8月17日(月),連日猛暑が続く中,瀬戸高校では,短い夏休みを終えて元気に2学期のスタートを切り,始業式をコロナウィルスの感染拡大防止のため,オンラインで行いました。

 式辞で,校長・乙部憲彦は,まず「夏休みの報告」と題して,夏休みの最初の土曜日,8月8日(土)に行われた行われた「ベネッセSTEAMフェスタ2020・夏」に参加した3年生6名の活躍を紹介しました。

校長のオンラインでの式辞の様子

 これはもともと高校生が行ってきた探究学習を発表する場として開催していたものが,今年はオンラインで実施されたものです。ソーシャルイノベーション部門に3年生女子2名,アカデミック部門に3年生男子2名,これからの学校部門に3年生男女1名ずつがチャレンジしました。6名を代表して,うち3名に発表内容を紹介してもらいました。

アカデミック部門 発表の様子
これからの学校部門 発表の様子
これからの学校部門 発表の様子_2

 次に,先日の当ブログでも紹介した,8月11日(火),12日(水)にオンラインで行われた「生徒国際イノベーションフォーラムISIF2020に,本校から参加した3年生7名,2年生4名の計11名の活躍を称えました。特に3年生の3名は,実行委員としてこのフォーラムに準備段階から関わり,そのうち女子1名は英語で総合司会を務め,本校からの参加者全員が,時には英語で,世界各国の高校生300名と,積極的な意見交換をしました。参加した生徒たちからの感想の発表もありました。

 続いて校長は,「コロナウィルスの感染拡大防止」について,次のようなことを生徒に語りました。

  • どうやってウィルスと共生していくか?予防を徹底すること。それしかない。
  • 会話をするときは全員マスクをきちんと着用しよう。
  • 石鹸で手洗い。一つの活動が終わるごとに,できるだけ頻繁に。できない場合はしっかりとしたアルコール消毒を
  • 熱中症も予防しなければならない。マスクを取り,会話をするときはソーシャルディスタンスを取り,タオルなどで口を覆うなどの配慮を。

 そして式辞の最後に,校長は次のように生徒に語りかけ,式を終えました。

 安全・安心を中心に考えて,学校行事を企画していく。コロナウィルスの感染が拡大している昨今,今後の行事についても「安全・安心」という観点を一番に考えていく。その結果,みなさんにとって残念な結果になることもあると思うが,理解してほしい。

 生徒は各教室で,真剣に耳を傾けていました。

オンライン始業式 教室の様子

 冒頭でも申しましたが,連日猛暑が続いております。みなさまどうぞご自愛ください。そして,コロナウィルスの感染拡大と,連日の猛暑が今後の不安に拍車をかける中においても,瀬戸高校は「生徒・教職員・地域の安心・安全」を第一に,情勢の変化に柔軟に対応しつつ,さまざまな教育活動を積極的に行ってまいります。

今後とも瀬戸高校をよろしくお願い申し上げます。

生徒国際イノベーションフォーラムに参加しました。

8月11日(火)・12(水),生徒国際イノベーションフォーラム(ISIF)のメインイベントであるライブトークが開催されました。これは,OECD(経済協力開発機構)協力のもとに生まれた産学コンソーシアムである,日本イノベーション教育ネットワーク(ISN:代表 東京大学公共政策大学院教授 鈴木 寛 氏、共同代表 福島大学学長 三浦浩喜 氏)が主催する国際フォーラムです。瀬戸高校は昨年度の埼玉大会にも参加しています。今年は京都で開催される予定でしたが,コロナ禍のためオンラインでの開催となりました。本校からは3年生7名・2年生4名の計11名が参加しました。世界各国からも高校生年代の若者が多く参加し,約300名の大きなミーティングとなりました。 総合司会を本校3年生の中島遥さんが務め,英語で各国の参加者に会議の流れなどを案内しました。参加者は,自分の学校の紹介や探究の取組などを紹介し,現在の教育や学校の課題,そして未来の教育や学校について語り合うなどのディスカッションを行いました。ブレイクアウトセッションでは,英語のみのセッションもありましたが,頑張って自らの取組や思いを語っていました。
 2日間にわたっての長時間の会議でしたが、みんなの顔には充実感があふれていました。

※公式HP
・生徒国際イノベーションフォーラム(ISIF)  https://forum2020.innovativeschools.jp/jp/
・日本イノベーション教育ネットワーク(ISN)  
https://innovativeschools.jp/
(瀬戸高校がTOPページに載っています!)

ベネッセSTEAMフェスタ2020・夏で発表しました!

8月8日(土)短い夏休みの初日に,昨年までの「新しい学びフェスタ」から生まれ変わった このイベントで,3年生6名(うち1名はビデオ発表)が探究学習の取組をオンラインで発表しました。緊張しながらも堂々と「D☆ラボ」での探究学習の成果をプレゼンテーションしました。各グループに別れての発表の後,全国の発表者の中から投票で選ばれた3名が全体会で発表することになりました。その3名の中に,大岩有菜さんの「デニタン~ポーチとターバンと傷ついた私~」が選ばれました。大岩さんは,セネガルの布との出会いをきっかけに色々な人との関わりの中で,学びを深め,自分が変容し成長している過程を堂々と発表しました。まとめの「空気を読むことから自由になれた。空気を読んでいたらイノベーションは起こせません。私は公平・公正な社会を作りたい。」が印象的でした

  追記 校長先生もオブザーバーで参加していました。

発表者
【ソーシャルイノベーション部門】
 ・大岩有菜   「デニタン ~ポーチとターバンと傷ついた私~」
 ・中島 遥    「MAKE CONTACT! ひまわりの種」

【アカデミック部門】  
 ・山本拳士   「#学校に理学療法士置いてみた」
 ・中山暢介   「砂川の防災対策 ~雨量データから考える~」

【これからの学校部門】
 ・秋山稀平   「個性を活かす教育 ~新しい教育とHDF授業法~」
 ・真壁奈々葉   「No Distance 真壁先生、壁を越える」

真夏のセト☆フェス

8月5日,瀬戸高校では令和2年度の総合的な学習・探究の時間の成果発表として,真夏のセト☆フェス「自走! withコロナ」を開催しました。コロナウィルスの感染拡大に伴い,今回はオンライン方式も併用して行いました。時程は下記のとおりです。

  • 13:00~13:20 開会行事
  • 13:30~14:20 第1部 発表会
  • 14:30~15:30 第2部 発表会・講演会
  • 15:30~16:00 閉会行事(担当者リフレクション)

開会行事では,県教育庁より籾井正伸指導主事に御挨拶をいただき,本校指導教諭・キャリアコンシェルジュ・指導教諭の絹田が「『探究を考える』工夫と課題」,と題して本活動の目的や概要,展望等について説明し,会のご案内をさせていただきました。

第1部の発表会では,1年生が出身中学校別のチームに分かれて,各ホームルーム教室で地域の課題について調べたことをプレゼンしました。御覧くださった地域の方々は感激され,生徒たちが使った資料やシンキングツールを実際に見たい,あるいは持ち帰りたい,という,大変嬉しい御感想をいただきました。

発表の様子①
発表の様子②

第2部の発表会では,3年生の女子生徒が,「ポーチとヘアバンドと傷ついた私」,男子生徒が「データから感じた『楽しさ』」というタイトルで代表セッション発表を行いました。岡山大学グローバルディスカバリー准教授・山本由美子氏,同大学院教育学研究科・特任教授・赤木恭吾氏より,今後の糧となるコメントをいただき,また地域の方々から「1年生から3年生への変容が素晴らしい」とお褒めの言葉をいただきました。

閉会行事における担当者リフレクションでは,文部科学省科学技術・学術総括官の合田哲雄氏より,

「時代の歯車を回すのは,筋の通った変わり者」

と題して御講演をいただき,その中で次のようなアドバイスをいただきました。

「今の時代は予測不可能であると言われている。高校生のみなさんに,将来こうなる,と示すことはできない。ただ,方向性は見えていて,AIがどんどん発達していくだろう。しかしAIは,文章を理解して,文脈を汲み取って行動することはできない。だからこそ,私たちは理解する力をつけ,コミュニケーションを取ることを学んでおかなければならない。3年生は自分の意見をしっかりと述べることができていた。少し変わっている,と言われても,やり続けることが必要。」

3年生2人には,貴重なアドバイスとなったことは間違いありません。今後の活躍に期待をしています。

講演の様子

当日本校まで足を運んでくださいました皆様,またオンラインで御参加くださいました皆様をはじめ,お世話になった地域の皆様に,この場を借りて厚く御礼申し上げます。今後とも瀬戸高校をよろしくお願い申し上げますとともに,本校の教育活動に一層の御理解と御協力を賜りますよう,重ねてお願い申し上げます。