夏の熱狂、探究ハッカソン2024

7月31日、探究学習と生成AIの力を融合して、明るい未来を創造するハッカソン「探究ハッカソン」を開催しました。

ハッカソン(Hackathon)とは、「ハック(hack)」と「マラソン(marathon)」を組み合わせた言葉で、プログラマーやデザイナー、エンジニアなどが集まり、短期間(通常1日から数日)で集中的にプログラムやソフトウェアを開発するイベントです。

この日のイベントには、「探究ハッカソン」の開発者である慶應義塾大学SFC研究所上席所員の笹埜健斗氏を講師にお迎えし、生成AIを活用したWebアプリの開発に生徒たちが挑戦しました。

参加した生徒たちは、生成AI(ChatGPT-4)を使ったコード作成やGoogle Apps Script(GAS)を使ったアプリの作成方法を学びました。“ブロック崩しゲーム”や“アクションゲーム”など、実際にオリジナルゲームを作って楽しむことができました。

「スピードを速くしてもっと難しくしよう!」「レーザービームを撃てるようにしてみよう!」など、初めは苦戦していたチームも、最後にはより良いゲームを作ろうと意見を出し合い、楽しみながら学んだ成果を共有しました。

生成AIを仲間に加え、みんなでアイデアを出し合い、新たなものを創造していく、明るい未来が垣間見えた夏のひと時でした。

真夏のセト☆フェス!

7月18日(木)総合的な探究の時間の成果発表会として「真夏のセト☆フェス」が今年も開催されました。

第1部では、これまでに取り組んできたことや今後の展望について、どのチームもスライドにしっかりまとめ、1年次生は少し緊張しながら、2年次生は堂々と発表していました。

1年次生「徹底的なゴミ分別が導くサステナビリティへの道」
2年次生「私たちにできること」
1年次生「ジェンダーってなんなん?」
2年次生「エコイートでmore eating project!!」

第2部では、「瀬戸高から新しい学びの提案」と題しまして、探究学習の在り方や本校の教育DX推進活動について、さらに教員の働き方などについて、ご参加いただいた方へ本校教員より説明をさせていただきました。

第3部では、3年次生による代表セッション発表が行われました。今年度は、東京大学未来ビジョン研究センター特任研究員・Great Journey 合同会社代表 安川新一郎氏と、以前より本校の教育DX推進にご協力いただいている慶應義塾大学 SFC 研究所上席所員・boost technologies 株式会社顧問・一般財団法人 XBRL JAPAN 理事 笹埜健斗氏のお二人を講師としてお招きし、3年次生の発表についてトークセッションをしていただきました。

3年次生「なーなー、みんな食べれるで!」
3年次生「おじいちゃん先生の危機~これからの地域医療のために~」

3年次生のセッション発表後、安川氏には、「22世紀の人間性~私たちはAIと共にどう生きるか~」という演題でご講演をいただきました。1・2年次生も各教室にてオンラインで視聴しました。

まだ終わりません!最後の第4部は「大人のセト☆トーク」です。本校校長の進行のもと、講師の安川氏と笹埜氏、本校教員1名、2年次生1名を交えてのトークセッションが行われました。今回のトークテーマは「AI時代の先生って?」です。

トークセッションの様子
トークセッション後はグループに分かれて意見共有を行いました。

真夏のセト☆フェス

7月26日(水)これまでの探究学習の成果を発表する「真夏のセト☆フェス」が行われました。

1年次生はジャムボードを使ったセッション、2年次生はスライドによるプレゼンセッションです。

校外から大人約30名、中学生20名が来校され、視聴・質問・評価・情報交換が行われました。

また、3年次生代表者2名の発表では、岡山県立大学 保健福祉学部現代福祉学科 学科長 髙戸仁郎氏と岡山大学教育学部・ESD協働推進センター 助教 柴川弘子氏のお二人からご講評をいただきました。

最後に、「サステナビリティと探究が出会うとき」という演題で柴川氏にご講演いただきました。

今回のセト☆フェスでは、地域の方や保護者だけでなく小・中学校の先生方、近隣中学校の生徒さんにも参加してくださいました。参加された方からは、「行動力や身近な問題点に目を向ける力がすごいなと感じた」「発表の仕方やスライドの作り方を真似したい」などの感想がありました。ありがとうございました。

<1年次生>ジャムボードセッション
<3年次生>「マジ。嫌なんじゃけど。~女の子の悩み~」
<2年次生>スライドプレゼンセッション
<3年次生>「農業体験 発見 たくさんあった件」
柴川氏によるご講演

農家の課題を解決したい(3年生総探)

7月19日(水)の山陽新聞に本校3年生野口莉紗さんの投稿が掲載されています。

野口さんは総合的な探究の時間(ひたぶるタイム)で農家の課題に迫り、若い世代へ農業についてもっと知ってもらおうと活動していました。

野口さんの思いや中学生対象の農業体験を行った成果についても述べられています。ぜひご覧ください。