1年生セト☆ラボ講演会

5月30日(水)7限,1年生のひたぶるタイム(総合的な学習の時間)で,山陽新聞社より水嶼佑香様を講師にお迎えし,「受けとる力・伝える力・つながる力」と題して,講演会を行いました。

本校では,6つの力「受けとる力・伝える力・つながる力・考える力・見つける力・より良くなろうとする力」を「生徒につけたい力」として掲げ,それらの力を育む教育を実践しています。本日の水嶼先生のご講演では,そのうちの3つの力にフォーカスし,相手の話は感情を大切にして最後まで「受けとる(聞く)」,相手の頭に情景が浮かぶように具体的に「伝える」,これから様々な地域貢献活動をしていく中で生まれる地域の方々との関係をその場限りのものにしないよう「つながる」ことが大切であると,現役新聞記者としての豊富な取材・執筆のご経験を踏まえて語っていただきました。

生徒は真剣に耳を傾け,講演の終わりには水嶼先生に質問をして,有意義な時間を過ごすことが出来ました。

続いて,放課後に座談会が行われました。水嶼先生を囲んで,1~3年生の有志が日頃の取材活動や新聞ができるまでのプロセス,スマホや校則等について,さらには進路の悩みについて質問や意見を交わしました。水嶼先生は,「人生の分岐点を教えて下さい。」,「取材したいと思うネタはどうやって見つけるのですか。」,「憧れています。インパクトのある仕事をするにはどうしたらいいのですか。」,「進路に悩んでいます。なぜ法学部に進学されたのですか。」などの質問に誠実に答えて下さいました。普段の授業等では聞くことのない話に,参加した生徒は時に大きくうなずいたりしながら聞き入っていました。

 

講演会の様子

座談会の様子

1年生ひたぶるタイム:「セト☆ラボ」事始め

4月25日(水),1年生は入学後初めての「総合的な学習の時間」を行いました。本校ではこの時間を「ひたぶるタイム」と呼び,生徒に「セト☆ラボ」などの活動を通じて「6つの力」(受けとる力・伝える力・つながる力・考える力・見つける力・より良くなろうとする力)をつけ,地域社会や国際社会に貢献できる人材として社会に羽ばたいてもらうことを目指します。

当日は「セト☆ラボ」の事始めとして,「自己理解」と「自己肯定感を高める」をテーマに,乙部憲彦校長が講義を行いました。

講義の中で校長は,「自己理解」のキーワードとして「喜怒哀楽」,「5W1H」について生徒たちに説明し,自己のイメージマップの作り方を丁寧に手ほどきしました。
さらに,「自己肯定感を高める」ことについては,自分の中にプラス思考を持ち,悪いことをいつまでも引きずらず「その場限りのこと」と考え,「Bad中にGoodを見つける」ように心がけることで日々前向きに行動し,努力を続けること,それによって自分自身に肯定的な言葉をかけてあげられ,ひいては自分の運命をも変えられる,とスライド資料を利用して熱く語りました。

生徒たちは,新しく配布されたクリップボードを手に真剣に耳を傾け,ワークシートに記入しながらメモを取っていました。

校長先生の講義

イメージマップの作り方

 

(生徒の感想)

イメージマップという「心の持ち方・あり方」を改善する方法を初めて知った。実践してみようと思う。また,自分たちのために,メモを取りやすいように学校がクリップボードを配ってくれたことが嬉しかった。床に置いてメモを取るよりも断然このほうがいい。

ひたぶる中継パート3!

初日後半です。
夕食の様子です。みんな腹ペコです。

キャンドルサービス ー 厳かな雰囲気

火の主と火の女神

キャンドルサービスの後の校歌コンテスト ー 全クラス大興奮の大盛り上がり!

校歌コンテスト表彰式

お疲れさまでした。たいへん素晴らしい研修初日となりました。
生徒は全員元気です。
明日は野外炊事で美味しいカレーを作る予定です。

ひたぶる中継パート2 !

絆づくり「ディスカバー・ハッピーコミュニケーション」プログラムの様子です。

自己紹介 ー 自分をさらけ出せました!

「ねえねえ、きいてきいて!」ー 「ちょこっと自慢」を大いに語る!みんな真剣に聞いてくれる!

あいさつの大切さを振り返る ー 言われなければ、意識しなければ分からないことがたくさんあった。

この後は、クラス活動の後、夕食、入浴とキャンドルサービス、校歌コンテストと、まだまだ研修は続きます。
みんな元気です。

本校1年生を対象に主権者教育を行いました。

テーマは昨年と同じ「請願を通した政治参加」です。
政治参加には参政権(選挙権)だけではなく、請願という方法があることについてはすでに地歴公民科目「現代社会」で学んでいましたが、今回より深く学習しました。
本校地歴公民科教諭の則武の講義を聴いた後、請願書を完成させる班別学習にはいりました。ほぼ実際に使用されている書式を使い、班ごとに意見交換しながら請願書をまとめていきました。実際にどういった形で要望を書くのか、またどういった手続きが必要なのかなども助言されながら真剣にまとめていました。
半年にわたって取り組んだ地域の魅力と課題を見つける取り組み(セト☆ラボ)の延長で行われたこともあり、地域の担い手としての自覚を芽生えさせる効果があったと感じられました。

○「振り返りシート」から
・請願書は必ず取り上げられるものではないことが分かった。自分たちが選挙とはちがう方法で住んでいる地域を変えられるのだと知った。
・請願という行為は昔から存在していたのだということが分かった。中学校の時にも学んだが、今回詳しく話を知ることができ良かった。請願権は日常的に行使できると言うことを知って役に立てたいと思った。請願しても取り上げたもらえないことがあると知り、がっかりした。議員さんの署名があれば重要視されることが分かった。
・自分たちが着目していた問題が漠然としたものだったから、それを具体的にしていった。その次に、問題解決のためにはどうすれば良いかを考えなくてはならなかった。
・請願のテーマはすぐに決まったがなぜ自分たちがそれを求めているのかが、話し合いのなかではっきりしていった。
・少子高齢化に着目したが、それは瀬戸内市だけの課題ではないので、瀬戸内市ならではの課題は何かを考えることに苦労した。僕たちが活動を起こしても解決できる課題ではないので、それを受け止めた上での活動を考えるようにした。つまり少子高齢化に負けないぐらい活発な瀬戸内市にしようと考えた。
・住んでいる地域の問題は、たとえば過疎化や晩婚化などと、たいてい国としての問題とかぶっていた。そのような問題はわざわざ自分たちが請願する必要が無いということで選ばなかった。
・実際に書くとなると文章を工夫しなければならず大変だった。
・地域をよりよくするためには自分の意見を出さないといけないと分かった。