7月30日(木)に「ひたぶるタイム」(総合的な探究の時間)の「S☆ラボ」(2年生)でチームを組む3名が,備前市の岡山県立備前緑陽高校を訪問し,備前焼の作陶に挑戦しました。このチームはSDGsの11番(都市)と12番(生産・消費)をテーマとして探究学習に取り組んでおり,世界的に有名な備前焼と東区の卵で作ったプリンを合わせて特産化できないかと試行錯誤しています。そこで,備前市にある同校にお願いしたところ快諾いただき,今回の作陶体験が実現しました。同校の今井直子先生に御指導いただき,説明の後に粘土から容器づくりにチャレンジしましたが,なかなかうまくいかず,あっという間に時間が過ぎました。何とか一つが形になり,今後焼き上げていただけるとのことで完成が楽しみです!
「学年」カテゴリーアーカイブ
「真夏のセト☆フェス」に向けて頑張っています。
8月5日(水)に予定されている「真夏のセト☆フェス」。これは1年生の総合的な探究の時間のイベントで、6月に市役所や町役場、地域センター等の行政担当の方々から聞き取った地域の課題に対して、各出身地域のグループで考えた課題解決のための提案を行う発表会です。例年ならば地域の方をお招きして行うのが通例ですが、今年はオンラインで行う予定になっています。
現在は、本番に向けて、各グループが発表原稿の作成を行っているところです。みんなで協力して考えていくことで、地域の課題を自分達の視点で主体的に考えることができるようになっていきます。
どんな発表になるか楽しみですね!
東京大学と連携した研究授業を行いました
7月15日(水) 1年生の数学と2年生の国語(現代文)において、今年度初めての公開授業を行いました。瀬戸高では昨年度から、東京大学CoREF(※)と連携した「新しい学びプロジェクト」という全国的な研究組織に加盟しています。これは、東京大学で研究されている「知識構成型ジグソー法」という授業法による協調学習の実践を研究するプロジェクトです。新学習指導要領の軸となる「主体的・対話的で深い学び」につながる取組で、今年度は地域の中学校や岡山県の高校にも輪を広げるため、授業を公開しました。
2時間目の数学では、2次関数を題材に、大きな問いを3つの要素に分けてそれぞれをエキスパートチームで考え、その結果を各グループに持ち帰り統合して大きな問いの解決にあたるという、まさにジグソーパズルを組み立てていくような授業展開でした。仲間と気づきを共有しながら解決に向かうこの学習は、主体的・対話的で深い学びにつながっていくものでした。
3・4時間目は現代文の授業でした。「プレゼンテーションをつくる」ことを目標として、思考ツールを使いながら、エキスパートセッションでの議論から各グループでの共有と整理、そしてプレゼンへの表現、と流れていく展開でした。生徒も試行錯誤を繰り返しながら、自分の思考を整理し、言葉にしていく過程が、「思考力・判断力・表現力」をしっかりと養う学びにつながっていました。
当日の授業は、新しい試みとして、オンラインでも参観できました。定点カメラと移動カメラの2台を使って中継し、臨場感が伝わったと好評でした。
※東京大学大学総合教育センター・大学発教育支援コンソーシアム推進機構
(Consortium for Renovating Education of the Future)

3年生が防災研究を発表しました
7月2日に瀬戸高校において、岡山県学校総合安全支援事業の第1回実践委員会が開催されました。この事業は文部科学省から指定を受け、河川氾濫等の災害に備え、地域と連携した防災教育を進めるためのもので、瀬戸高はその拠点校に指定されています。
この会で、3年生の中山暢介君が、自ら研究している地域の河川の防災対策について発表しました。岡山大学の先生や岡山地方気象台の防災気象官などの専門家が並ぶ中で、「砂川の防災対策」というテーマで降水量と砂川の増水量との相関や降水の形態からの分類など、緊張しながらも堂々と発表しました。先生方からも高評価をいただきました。中山君はさらに研究を進め、地域の防災について発信していきたいと意気込みを語ってくれました。
人権教育講演会が開催されました。
去る令和2年6月19日(金)14:50~人権教育講演会が全校生徒を対象に行われました。
今回は岡山大学大学院保健学研究科長の中塚幹也先生をお招きして、「LGBTと命を考える」という演題で、性の多様性と性的マイノリティへの理解を深めました。今年はコロナの影響で、全校生徒対象の講演会でありながら、三密を避けるために体育館での講演会は1年生のみ、2・3年生は各教室でのオンライン講演会という分散型の講演会となりました。

先生は性の多様性に現代社会がどう向き合っているかを、アメリカや日本の事例で紹介しつつ、改めてLGBTとは何か、その社会的課題などをわかりやすく説明してくださいました。そして最後に「ALLY」(アライ)、すなわち多様性を受け入れる人・社会の重要性と必要性を訴えられました。
約40分という短い時間ながら、生徒諸君はメモをとり、真剣に話を聞いてくれました。会終了後に書いてもらった生徒の感想文にはALLYに関する共感の他、新しい知見を得たことなどが書き綴られていました。今回の講演が生徒諸君の将来の生活を考える上で、様々な視野を与えてくれたものと確信しています。


講演会終了後には15:00から1~3年生の希望者8名による、先生を交えての座談会も行われました。30分の短い時間でしたが、進路の話を中心に多くの生徒が質問をし、こちらも有意義な会になったと感じています。
