７月１９日（水）は１学期の終業式でした。

終業式の前には表彰式及び壮行式が行われ、部活動や個人での活躍を鼓舞しました。

表彰式の様子

壮行式の様子

終業式の式辞で校長は、最近ニュースで取り上げられている例を挙げ、夏休みの生活について２５分間お話をされました。

まず始めに、「線状降水帯」の話題から安全についての話がありました。最近、色々な場所で起こる大雨のニュースを耳にしますが、災害等はいつ・どこにでも起こりうるものです。正しい知識と正しい判断があれば、自分の命を守ることができます。これから夏休みに入りますが、安全には十分に気を付けて過ごしましょう。

次に、将棋で話題、現在中学３年生で２９連勝中を遂げた「藤井聡太四段」について話がありました。藤井四段は日頃、コンピュータを使用した将棋の勉強を行っているそうです。コンピュータのメリットとして、例えば、遠方にいる師匠に教わるためにわざわざ出向かなくとも、自宅にいていつでも将棋が学べるということが挙げられます。少し考えてみてください。これは、現代に生きる誰もが皆、同じ条件下にいるとも言えます。目には見えませんが、世界中の高校生が皆さんと同じ立場にいるということです。

さらに、「テロメア」という染色体の端に当たる部分について、校長自身が驚いた新事実を交えた話がありました。テロメアは細胞分裂のたびに短くなるため、年とともに縮むと考えられていましたが、近年の研究結果より、そのスピードは良い生活をしている人ほど遅い傾向にあることが分かりました。喫煙や多量飲酒などの良くない生活習慣を避け、悲観的な考えを楽観的に改めて良いコミュニケーションを図ることが健康につながると考えられます。しかし、人の考えは無意識の部分が多くを占めるため、良いところを意識的に具体化する必要があります。そのために、１日３つ、良かったことを書き出すようアドバイスをいただきました。

時間は誰でも１日２４時間。これは皆に平等です。

「さて、この夏、みなさんは時間をどのように使いますか？」

目標を持って行動をしてください。夏休み明けに、また元気に会いましょう。

終業式の後は、保健委員から「熱中症」についてのお知らせがありました。

全員が健康で、元気に夏を乗り切れるようにしましょう！