3年生 主権者教育

6月23日(金)、3年生LHRの時間に主権者教育が行われました。

テーマは「実際の選挙に臨む際に心がけておくこと」です。講師は本校地歴公民科の則武マサル教諭です。5月に実施した主権者教育「選挙に行く前に」に続き、今回は「実際の選挙での投票について考える」という内容で、講義を交え、班ごとの討論会をおこないました。

まず、本題の「選挙」というものについて考えました。まずは「代表を選ぶということ」、さらに投票した一票の重みについての講義を聞いたあと、「もしあなたが選挙に行かなかったら?」という質問について班での意見を交換し、まとめました。次に、「開票の結果当選者はどのような政治行動をとるのだろうか?」という質問について考えました。投票率、僅差、大差の場合、など開票結果の違いごとに考えました。最後に「選挙が終わったらすべてが終わりなのではない、さらに国民にとって大切なことがある、それは何か?」ということについて意見交換とまとめを行いました。

班で意見交換をするうちに知識がより明確なものになったようでした。

<生徒の意見>

1 もし選挙に行かなかったら

「一定の人たちの意見だけの政治になる」「バランスを欠いた政治になる。若い人たちの意見が減る」「本当に一人一人が投票に行った場合と結果が変わる。投票率の高い年代層に応じた政策に偏る」「同じ議員が連続で当選するようになる」「多数派ばかりの意見が通り、バランスが悪くなって皆が満足するような政治にならない」

2 投票の結果当選者はどのような政治行動をとるか考えてみよう

「大差の場合自分の政策のみ行う。僅差の場合他の立候補者の意見も多少は政策に取り入れられる」「投票率が低いと国民が望んでいることがわからない」「僅差の場合対立していた候補者の政策などを意識しつつ、自分の政策を慎重に進めていく」

3 選挙後、国民にとってまだ大切なことがある。それは何か?

「当選した候補者が今後どのような政治をしていくか見守る・政治に関心を持つ」「自分が投票した政治家の政治家としての行動をメディア等で確認することを心がける」「ニュースや新聞を見て政治の様子を観察する」「当選者がマニフェストどおりの政治をしているか確認する」「自分が投票して当選した、もしくは落選した人の動向を確認し、反省する」