第63回卒業証書授与式を挙行致しました。

瀬戸高校は本日3月1日(火)午前10:00より,第63回卒業証書授与式を挙行致しました。

前日からの急な寒波の訪れにも関わらず,足をお運び下さり,お子様方の成長された姿をご覧になった保護者の皆様におかれましては,感慨ひとしおのことと拝察いたします。御来校,まことにありがとうございました。

ならびに本日の卒業証書授与式に際しまして,岡山県教育委員会,PTA,地域の皆様の多数の御臨席を賜り,各界から多くの祝電をいただきましたこと,この場を借りまして厚く御礼申し上げます。

本校教職員一同,本日の晴れの日を迎えられましたことを大変嬉しく思いますとともに,お子様方の未来に幸多からんことを祈念しております。

三年間,大切なお子様方を瀬戸高校にお任せいただき,本当にありがとうございました。

最後に本校校長・乙部憲彦より,「卒業生に贈る言葉」を掲載いたします。本日はまことにおめでとうございます。

卒業生に贈る言葉

卒業生の皆さん,ご卒業おめでとうございます。皆さんは,これからそれぞれの道に進まれますが,そこでは楽しいこと苦しいこと,さまざまなことが待っていると思います。新しい世界に向かう皆さんに,困難に立ち向かい,それを乗り越えた先人達の言葉を贈りたいと思います。

まず,昨年のノーベル賞を受賞された大村智さんは,記者会見で若い学生へのメッセージとして,「成功した人は失敗を言わない。成功した人は人の何倍も失敗していると思う。失敗してもいいからやってみよう。若いうちは,1回2回失敗したからってどうってことない。」と言って学生達を激励しました。

また,以前紹介しましたが,「たまごっち」をはじめ,個性的なおもちゃを次々と企画・製作してきた横井昭裕さんは,「私は失敗しない。なぜなら成功するまで止めないからだ。」,ホンダの創業者である本田宗一郎さんは,「失敗しないことより,成功するまで諦めないことが重要。私の最大の光栄は,一度も失敗しないことではなく,倒れるごとに起きるところにある。」と言って,成功する秘訣として,あきらめないことをあげています。

 また,江戸時代の米沢藩主であり,藩再生のきっかけを作り,屈指の名君として知られている上杉鷹山は,「なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」,つまり,「人が何かを為し遂げようと意思を持って行動すれば,何事も達成に向かう。ただ待っていても良い結果には結びつかない。結果が得られないのは,人が為し遂げる意思を持って行動しないからだ。」と言い,成し遂げる意思を持って努力をすることの大切さを説いています。

その他にも,多くの成功者は自分自身を振り返り,「あきらめないこと,意思を持って続けること」を様々な言い方で伝えています。皆さんも,これからの人生で,自分たちの夢や目標に向かって,あきらめずマイペースで一歩一歩進んで下さい。

最後に,4月に紹介した言葉を贈ります。自分自身の心の持ち方を変えて,それぞれの夢をかなえて下さい。

心が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば人格が変わる

人格が変われば運命が変わる

ウィリアム・ジェイムズ(アメリカを代表する哲学者・心理学者1842~1910)