1. 校長挨拶

校長挨拶

 

岡山県立瀬戸高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。


 本校は、明治42年創立の瀬戸実科女学校を前身とする歴史と伝統ある高等学校で、学術・政治・経済・行政・教育等あらゆる分野で活躍する約2万3千人の卒業生を送り出しています。


 本校は、東備学区に根ざした普通科進学校であり、生徒は、主に岡山市、赤磐市、備前市、瀬戸内市から通学してきています。

 校訓は、「尚学・自主・健康・協調」であり、
〇 夢を育みながら未知の世界へ一歩を踏み出し、自立した社会の構成者となる生徒 
〇 確かな学力を身に付け、自信を持ち意欲的に行動することができる生徒
〇 実践的コミュニケーション能力を身に付け、健全で良好な人間関係を築く生徒
〇 地域と共に成長し、グローバルな視野を持つ次世代リーダーとなる生徒
 の育成を目指しています。


 現在、情報技術やグローバル化の急速な進展により、社会が大きく変化し、将来を予測することが難しくなっています。本校ではこのように予測不能な社会をより良く生き抜くために必要な力を「瀬戸高6つの力」(受けとる力、伝える力、つながる力、考える力、見つける力、より良くなろうとする力)として定め、授業や学校行事など様々な教育活動をとおして着実に生徒に育成していきます。
 なかでも、「ひたぶるタイム」と名付けた総合的な探究の時間を軸とした「キャリア教育」教育DXの取組、特に「AI共創型教育」が本校の特色・魅力です。
 総合的な探究の時間については、1年次1学期から2年次2学期末までは、SDGs(国連の持続可能な開発目標)を通して世界課題を学習し、OECDの「より良い暮らし指標(Better Life Index:BLI)」で示す11分野(住宅、所得、雇用、社会的つながり、教育、環境、市民参画、健康、主観的幸福、安全、ワークライフバランス)等を参考にして自分の大切にしたい価値からテーマを見つけ、課題を設定し、問いを立て、企業や大学とのつながりからイノベーティブに学ぶ探究学習「S☆ラボ」、そして2年次3学期以降は、それまでの探究を踏まえ、自分たちの将来の夢(Dream)に繋げる設計図をデザイン(Design)する探究学習「D☆ラボ」に取り組みます。
 また、「AIを仲間として正しく理解し、共に成長する」という理念に基づき、「人間とAIが協力し合い、相互に影響を与え合いながら、新しい価値や知識を共に創造していく新時代の教育モデル」と定義して提唱する「AI共創型教育」を実践することで、デジタル時代に必要とされる創造力・課題解決力・情報活用能力を主体的に身に付けます。

 今後、大学入試改革が進み多面的な能力がより評価される中で、教職員全員が、“探究学習と教育DXによる予測不能な社会を生き抜くために必要な力の育成”という瀬戸高校ならではの強みを生かした学力向上と進路指導により一層力を入れ、益々充実・発展させていきます。
 そして、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、伸ばしながら夢の実現、豊かな人間性の涵養、人格の完成を目指して教育活動を行います。        
 
 保護者の皆様、地域や学校関係者の皆様に、今後とも本校の教育活動へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。



 岡山県立瀬戸高等学校長 笹埜 圭亮


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