岡山大学大学院教育研究科 才士真司准教授による「国吉康雄」鑑賞講座が行われました。

1月31日(木)に1年1組美術の授業で岡山県にゆかりのある画家「国吉康雄」の鑑賞特別授業が行われました。

プロジェクターで投影された作品を見たり実寸大の国吉作品の模写を見ながらの対話型鑑賞から始まり、生徒がペアになりスライドに映し出された作品について、目隠しをしていない生徒が目隠しをしたパートナーに言葉でその絵を具体的に説明するブラインドトークでは大いに盛り上がりました。

(授業を受けての生徒感想)
・描いた人のこれまでの人生がうかがえる絵、これから起きることを見る人に想像させる絵などがとても印象に残っています。ブラインドトークもおもしろかったです。絵の情景を言葉で人に伝えることは以外に難しく、自分が絵に夢中になっていくのが分かりました。

・ペアで絵を見て伝えるブラインドトークでは言葉ってとても大切だなと思えたし、想像力がより豊かになったと思いました。国吉さんの絵をはじめ様々な絵を鑑賞できて楽しかったです。

・僕は「安眠を妨げる夢」という作品について、この絵の人物はこの後落ちるのか落ちないかという質問に対して、答えはないなと感じました。その絵を見た人がどのような感情を持つかは、人それぞれであり正解はないのだろうと思います。僕は絵とは水のようなもので、その人のその時の心情や置かれた状況によってその人なりに形が変化するものだと考えました。また、絵から作者からのメッセージを受け取ることが出来る事もとても面白いと感じました。