1年生 主権者教育を行いました!

2月15日(金)6・7限に「1年生 主権者教育」が行われました。

テーマは『請願を通した政治活動』です。

政治参加には参政権(選挙権)だけではなく,請願という方法があることについてはすでに地歴公民科目「現代社会」で学んでいましたが,今回は,より深く学習しました。

本校地歴公民科教諭の則武の講義を聴いた後,請願書を完成させる班別学習にはいりました。

 

(講義を聴く様子)

ほぼ実際に使用されている書式を使い,班ごとに意見交換しながら請願書をまとめていきました。

実際にどういった形で要望を書くのか,またどういった手続きが必要なのかなども助言されながら真剣にまとめていました。

半年にわたって取り組んだ地域の魅力と課題を見つける取り組み(セト☆ラボ)の延長で行われたこともあり,地域の担い手としての自覚を芽生えさせる効果があったと感じられました。

 

○「振り返りシート」から

・「少子化と教育」というテーマで考えて,まず先に少子化について解決しなければならないと思った。どうすれば,子供を持つ家庭を増やせるのか,2人目3人目の子供を産もうという気になるのか,について考えた。実際は,実現可能な案が全然思い浮かばなかったけど,班員全員でどう改善できるかを考え,取り組むことができたと思う。

・今までにどんな請願が受理されてきたのか知りたくなった。また,実際に考えてみると,たくさんの問題が上がって,どう解決できるのかの糸口を見つけるまでに時間がかかった。

・自分の住んでいる地域で困っていることや不満に思うことを考えたが,なかなか出てこなくて難しかった。なんとなく過ごしているんだなぁと思った。一方で,恵まれた地域なのだとも改めて感じた。

・改善したいことがあっても,金銭的な問題や人の数の問題があって,自分たちのアイデアだけでは難しいと思った。

・「保育士の人材確保」というテーマで考えていった。これからの将来に役立つテーマだと思うので,自分たちの未来が「先の見えない未来」にならないように深く考える機会になってよかった。

・ちゃんと意見を聞いてもらえるようになったことが時代の進歩たと感じた。実際に請願してもよいのではないかと思える案が出た。

・現実的な案であるかどうか,また本当にこれで良いのか,と考えるべきことがたくさんあると感じた。また,現状やさまざまな情報を見る力が必要だと思った。

・空き家の土地を公園にしてはどうか,という案で考えたが,多くの費用がかかることや周辺住民の理解が必要なことなど容易ではない問題がさまざま上がった。相手に納得してもらえるようにするにはどうやって伝えればよいのか,分かりやすく説得力のある書き方にするにいはどうすればよいのか,もっと知りたいと思った。